韓国の観光地の景福宮(キョンボックン)

景福宮  (キョンボックン/경복궁)
朝鮮王朝500年の新しい歴史が始まった朝鮮最初の宮。
朝鮮最初の宮・景福宮
景福宮は太祖4年(1395年)、開城(現・北朝鮮の地名)から漢陽(現在のソウル)へ遷都した際に建てられた朝鮮時代最初の宮殿で朝鮮王朝500年の新しい歴史が始まったところです。「新王朝が大きな福を享受し繁栄する場所」という意味をもつ景福宮は、朝鮮の代表的な宮殿らしく今日ソウルに残っている5大宮のうち一番大きく勇壮な姿です。ソウルの歴史名所のなかで観光客が最も訪れる場所となっています。
興礼門(フンレムン)
<興礼門(フンレムン) >
景福宮は朝鮮王朝の宮殿のなかで最も大きな規模を誇るため、すべてを見て回るのには時間がかかります。決められた順路はありませんが、勤政門をくぐった勤政殿のあたりから左右につながっているので、コースを決めたうえで観覧するとよいでしょう。歴史についての解説とともに詳しく知りたい場合は、案内士による解説を受けることもできます。英語、日本語、中国語での無料案内があり、日本語の時間は以下の通りです。

[景福宮・日本語案内]
*日本語:10:00、12:30、14:30
*集合場所:景福宮案内所前(興礼門の内側)
*所要時間:1時間-1時間30分

端末機の解説を聞きながら歩こう

日本語ガイドによる案内もありますが、時間が合わない場合や自由に歩いて説明を聞きたい場合は端末機を借りるとよいでしょう。建物の案内が書かれた紙に端末機を当てると説明を聞くことができます。パスポートなどの身分証明書と引き換えに2000ウォンでレンタルできます。証明書を忘れずに持って行きましょう。



★ 推薦観覧コース★
光化門 >守門将交代儀式 >興礼門 >勤政殿 >康寧殿・交泰殿 >慈慶殿 >香遠亭 >乾清宮 >集玉齊 >醤庫 >慶会楼
光化門
<光化門>
光化門(クァンファムン)
1395年(太祖4年)に建設された景福宮の正門、光化門(カンファムン)。文禄の役で焼失したのち、約270年後の1887年、第26代王の高宗の実父にあたる興宣大院君により再建されました。その後も日本統治時代に行われた移転や朝鮮戦争による被害などを経て、1968年に再度建設されましたが角度や位置の違いがあったことから再び工事が行われ、2010年に当初の位置で元の姿に復元されました。
守門将交代儀式- 興礼門から始まります
<守門将交代儀式- 興礼門から始まります>
守門将交代儀式
景福宮で再現されている守門将交代儀式の時代背景は守門将制度が整備された15世紀朝鮮前期のもの。当時、宮殿を守る軍人たちが身に着けていた服飾や武器、各種衣装がそのまま再現されています。

朝鮮時代、守門将は国王が生活する宮殿の門を守る責任者でした。守門将は決められた手続きに従い光化門を開閉し、勤務交代をしながら国家の中心である国王と王室の護衛として国の安全に寄与しました。

守門将交代儀式は興禮門から光化門へと行われるもので午前10時から午後3時の毎時定刻に始まり、午後4時には守門場退場儀式のみ行われます。光化門の前では守門将と記念撮影ができます。写真を撮るにあたっては守門将の服や器具に触れたり、話しかけたりすることはできないので注意しましょう。



興礼門
<興礼門>
興礼門(フンレムン)
光化門をくぐると目の前には興礼門(フンレムン)が見えてきます。門の入口が検札所となっており、ここが景福宮見学のスタート地点。興礼門は日本統治時代、この場所に朝鮮総督府の建物が建設されたことにより取り壊されましたが、2001年に復元されました。光化門、興礼門、勤政門が一直線に列をなしています。
勤政殿
<勤政殿>
勤政殿(クンジョンジョン)
勤政門(クンジョンムン)をくぐると勇壮な姿の木造建築、勤政殿(クンジョンジョン)が見えてきます。勤政殿は国宝223号に指定されている景福宮の正殿で、王の即位式や外国使節との接見など公式的な国家行事がここで行われていました。勤政殿の前に続く石畳は中央の部分が若干高くなっていますが、ここは王が通る道でした。その左右には「正九品」などと書かれた品階石が左右に12個ずつ並んでいますが、臣下が序列に従って並ぶための目印とされていました。



康寧殿(カンニョンジョン) と交泰殿(キョテジョン)
康寧殿(カンニョンジョン)と交泰殿(キョテジョン)は王と王妃の生活の場として使われていた建物で、景福宮の中央部、勤政殿の裏手に位置しています。康寧殿は王の寝殿、その後ろにある交泰殿が王妃の寝殿です。王と王妃が夫婦であるといえども、寝殿が分かれているのは男女の関係を戒めるための儒教の教えによるものです。康寧殿や交泰殿のなかには靴を脱いで入ることができます。中に入り、王と王妃の生活を想像してみましょう。
康寧殿
<康寧殿 >
交泰殿
<交泰殿 >

慈慶殿(チャギョンジョン)
景福宮を再建した26代王高宗の父にあたる興宣大院君が、神貞皇后の住居として建てたのが慈慶殿(チャギョンジョン)です。

1888年に再建された当時のまま残っている寝殿は慈慶殿のみで、宝物809号に指定されています。
香遠亭(ヒャンウォンジョン)
香遠亭(ヒャンウォンジョン)は26代王の高宗(コジョン)がこの北側に1873年に乾清宮を立てる際に造られました。二階建ての六角亭、その周囲は池になっており、水面には蓮の葉が美しく浮かんでいます。池のほとりに座って心地よい気分に浸ってみましょう。韓国で初めて電灯が灯された場所で池と亭の間には酔香橋という名の木の橋が架けられています。
香遠亭
<香遠亭 >
乾清宮入口
<乾清宮入口>
乾清宮(コンチョングン)
景福宮の殿閣のなかで「宮」という名をもつのは乾清宮が唯一。乾清宮は国王が休息をとるために一般の高級官僚の邸宅のような韓屋の様式で建てられました。そして他の宮殿にあるような丹青が塗られておらず自然そのままの趣に包まれています。

乾清宮のなかで、国王のとどまる長安堂では王が執務を行った御座を実際に見ることができます。
長安堂(ジャンアンダン)
<長安堂(ジャンアンダン) >
王が執務を行っていた御座
<王が執務を行っていた御座 >
集玉齊(チボクチェ)
集玉齊(チボクチェ)は1891年に清の様式で建てられ、書斎や外国使臣との接見のために使用されました。左側の楼閣は八角亭で中国式。右側の建物は協吉堂といい、朝鮮式の造りになっています。
集玉齊
<集玉齊 >
醤庫(ジャンゴ)
料理に欠かせない調味料が管理されていた醤庫(ジャンゴ)。2001年の発掘調査により2005年に当時の様子が復元されました。もともとは景福宮内に2か所ありましたが、復元されたのは西側に位置していたもの。正方形の石畳の上に整然と配置されている甕の様子を見ることができます。この甕のなかでは実際に、コチュジャン(唐辛子味噌)、テンジャン(韓国式味噌)、カンジャン(醤油)が造られています。
醤庫にある壺
<醤庫にある壺 >
慶会楼(キョンフェル)
慶会楼(キョンフェル)は王と臣下たちの宴会や外国使節の接待に使われていた建物です。周囲は池に取り囲まれており美しい景観が楽しめます。文禄の役で焼失後、1867年の再建時のまま残っており国宝第224号にも指定されています。
慶会楼
<慶会楼 >
案内所
<案内所>
入場券
<入場券>
観覧時間および料金
光化門を入り右側に案内所があります。

観覧時間
3月~10月:午前9時から午後6時
11月~2月 午前9時から午後5時
5月~8月中 休日と祝日 午前9時から午後7時
入場は閉場1時間前までです。

[観覧料]
*大人(19歳〜64歳):3000ウォン/団体10人以上の場合2400ウォン
*学生(満7歳〜19歳の小、中、高校生):1500ウォン/団体10人以上の場合は1200ウォン
そのほかの見どころ
景福宮の西側のすぐ隣には韓国人の生活文化が展示された国立民俗博物館、子供たちが触れたり遊びながら体験ができる展示が多い国立子ども博物館。東側には朝鮮王室の儀礼や宮中文化を知ることができる国立古宮博物館があり、景福宮見学と同時に歴史や文化についての知識を深めることができます。いずれも入場無料です。
国立民俗博物館
<国立民俗博物館 >
国立古宮博物館
<国立古宮博物館 >
景福宮の詳細情報
店舗名 景福宮  (キョンボックン/경복궁)
観光エリア 鍾路
住所 서울특별시 종로구 사직로 161
ソウル特別市 鍾路区 社稷路 161
地図を見る
アクセス ・ソウル地下鉄3号線 景福宮駅(キョンボックンニョク、경복궁역、Gyeongbokgung) 5番出口 徒歩1分
 -5番出口を出るとすぐ目の前に景福宮があります。
電話
02-3700-3900 (+82-2-3700-3900)
FAX 02-3700-3909
ホームページ http://www.royalpalace.go.kr
営業時間 3月~10月 09:00~18:00
11月~2月 09:00~17:00
5月~8月中休日や祝日は午後19時まで
* 入場券販売は観覧終了時間の1時間前まで
予約
定休日 火曜日
言語対応 一部スタッフ可
駐車場 あり 徒歩10分, 320台駐車可能
備考 外国語: 日本語 : 10:00~、12:30~、14:30~  (1日3回 各60~90分所要)
記事公開日 2012-08-21  最終更新日 2012-08-21
※上記の観光地情報は予告なく変更される場合があります。




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