～スタッフコラムNo.12～「驚かないで！韓国の交通事情」
ワウソウルスタッフコラム、第12回目の本日は、韓国旅行へ訪れる方も、滞在中の方も誰もが利用する韓国の交通事情についてお話したいと思います。
ソウル市内での移動に一番便利なのは、やはり地下鉄。1号線から9号線まで数字と色で振り分けされた路線は、韓国語が読めない方でも問題なく利用することができるでしょう。仁川空港、金浦空港から市内へも空港鉄道を利用すれば難なく、速く、たどり着くことができます。
しかし、残念なのは人々のマナーの悪さです。
最近は「順に並んで待つ」「押さない」などといった基本的なルールが公告などで促されるようになってきましたが、それらを守らないのは若い世代よりもお年を召した世代。われ先にと乗車しては人を押しのけて座席に座ろうとします。 アニメのワンシーンのような、おしくらまんじゅうをリアルに体験できます。 駆け込み乗車も多く、扉の間にカバンなどが挟まる人をよく見かけます。
また、地下鉄車内で物を販売している人もよく見かけます。駅構内や車内での物品販売は禁じられているそうですが、今だに多いのが現状です。日本ではありえないことなので、突然リヤカーを引き、大声をあげながら販売を開始する人を見かけたら驚くことでしょう。駅構内では、子ウサギや子犬が売られていることもあります。
次に、上手に乗りこなすことができると便利なのがバスです。道路にはバス専用車道が設置されているポイントもあるので、案外タクシーや地下鉄よりもはやく目的地に到着できることがあります。地下鉄の乗り換えが複雑だとか、駅と駅の間隔が微妙に広く、歩くのが嫌だなぁという時にもバスは使えます。ただし、バスの場合は路線図に書いていない停留所にいきなり停車したり、次の次の停留所までの案内アナウンスが流れたりと、混乱することが多々あります。私も今だに、はじめて乗るバスや、はじめて行く場所の場合はドキドキしながら停留所のチェックをしています。
近距離だったり3～4名で乗る場合は、タクシーを利用するのもよいでしょう。2015年1月現在のタクシーの初乗り料金は3,000ウォン。これでも私が韓国留学をスタートさせた時は2,300ウォンだったので値上がりしています。日本よりはかなり安いので、お得に感じることでしょうが、運転の荒さは覚悟して乗る必要があります。「模範タクシー（黒いタクシー）：料金も少し割高」の場合は少しソフトな感じがしますが、日本のタクシーに比べると、荒いのは確かなようです。
タクシー乗車において注意していただきたいのは、やはりぼったくり。外国人だとたびたび辛い思いをする人がいるようです。下車する際はかならず「ヨンスジュンチュセヨ（領収書ください）」をお忘れなく。これがあれば、ぼったくられずに乗れたのかを知ることができますし、不快な目に遭ってもその車両を追跡することができます。
今回のコラムは注意点ばかりの記述となってしまいましたが、これさえ心得ておけば韓国の公共交通機関も怖くありません！また、韓国には「キョトンカード（交通カード）」といって、日本のsuicaやIcocaよりも便利なICカードがあります。移動距離の長さによって例外もありますが、カードを地下鉄の改札やバスの機械にピッとするだけで追加金なしでスマートに乗り換えもできるというものです。簡単にいえば、A駅からC駅まで行くのに、A駅→Bバス→C駅と経由しても同じ料金で地下鉄とバスに乗れるということです。一般切符よりも割引された料金で利用できるというメリットもあるキョトンカードは、コンビニなどでも2,500ウォンで簡単に購入することができるので、韓国での滞在日数が長い方には、断然このカードを買われることをおすすめします。チャージしながら使用できるので、とても便利ですよ！
それでは、このポイントをしっかり抑えて、今日もいちにち、楽しい旅をお過ごしください！
2015/01/22 23:40:08 入力
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