ソウルの空港
ソウルに近い空港はソウルの西に接する仁川広域市の「仁川国際空港(以下、仁川空港)」とソウル市内に位置する「金浦国際空港(以下、金浦空港)」の2つです。仁川国際空港は市内から西へおよそ50キロ離れたところにありますが、免税店やレストランなど施設も充実。世界的にも評価が高い空港として知られています。一方、金浦空港はソウル市内中心部へ約30分程度で移動できるなど、アクセスの良さが魅力です。
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仁川国際空港
韓国の多くの国際便は仁川空港から発着し、まさにここが韓国の玄関口といえます。ソウルの西の海域に浮かぶ永宗島と龍遊島の間が埋め立てられ、金浦空港に変わる新たな空港として2001年に開業しました。アシアナ空港や大韓航空のハブ空港としても機能し、日本からの乗り継ぎ客も多い空港です。国際空港評議会主管の空港サービス評価では「世界最高空港賞」を2005年から7年連続で受賞するなど、国際的にも注目されています。金浦空港に比べ、ソウル市内へのアクセスの面では劣りますが、免税店やフードコート、レストランなど空港内の施設が充実しています。 詳細を見る
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金浦国際空港
2001年に仁川空港が開業するまで、金浦空港が国際線として使用されていました。当初は日本統治時代に滑走路がつくられ、その後は軍用飛行場に。1971年から本格的な国際空港として機能するようになりました。一旦はすべての国際便が仁川空港から発着するようになりましたが、現在では羽田、関空、中部、対馬からの便が金浦空港(キンポ)に運行しています。仁川空港よりソウル市内に近いので、旅行者にとっては移動の時間が短くてとても便利です。国内線にも乗り継ぎができます。空港の近くには大型スーパーマーケットや複合商業施設もあり、1日楽しめます。 詳細を見る
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仁川空港と金浦空港、どちらが便利?
仁川空港と金浦空港、特徴を知っておけば賢く旅行をする際に役立つことでしょう。それぞれのメリット、デメリットをここで挙げておきます。
<仁川空港>
・メリット
国際便の発着が多く、多様な時間設定が可能。
LCCの発着が多いため、格安での旅行が可能。
・デメリット
ソウル市内から遠い。
国内線の便数が少ないため、乗り継ぎが不便。
<金浦空港>
・メリット
仁川空港に比べて市内から近い。
韓国・国内線への乗り継ぎが便利。
・デメリット
仁川空港に比べて出国審査後の免税エリアが充実していない。
羽田、関空、中部の主要都市への路線が中心。
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片道1万円以下のLCC(格安航空会社)も就航!
仁川空港・金浦空港にはLCC(格安航空会社:ローコストキャリア)も就航。近年、韓国のLCCが日韓路線に新規参入しており、これらの航空会社を利用すれば低価格で旅行を楽しむことができます。仁川空港の定期便では、韓国の全羅北道を基盤とするイースター航空が成田、新千歳、関空への路線、済州航空が関空、中部、福岡線、大韓航空系のジン・エアが新千歳線、ティーウェイ航空が福岡線を運行。さらに2012年5月からは全日空系列のピーチ・アビエーションも関空路線を就航し、日本のLCCも今後増えることが予想されます。金浦空港には済州航空による関空、中部線の定期便が発着しています(2012年9月現在)。LCCは荷物の重量制限や機内サービスなどが抑えられていますが、片道1万円以下と交通費が抑えられるのは大きなメリット。浮いたお金でショッピングや食事など、旅先で十分楽しみましょう。
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都心空港ターミナルで楽々搭乗手続き!
旅行の帰りに何よりも負担になるのが荷物。おみやげの入った重いカバンを持ち、広い空港内をさまよい歩き疲労困憊。海外旅行を経験したことがある方なら、一度はそんな経験があるはず。そんな負担を軽減してくれるのが、都心空港ターミナルです。現在ソウル市内には、江南、COEX、ソウル駅の3か所の都心空港ターミナルがあり、そのいずれかで航空機の発券、チェックイン、出国審査を済ませることができます。その後、リムジンバス(ソウル駅の場合は空港鉄道A'REXの直通列車)に乗って空港へと向かいますが、出国審査を済ませたあとはターミナルの外に出ることもでき、出発までの時間にショッピングや観光を楽しむことができます。
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仁川国際空港
仁川(インチョン)国際空港(以下、仁川空港)はソウル市内から西へ約50mに位置する永宗島と龍遊島の間を埋め立てて建設され、2001年に開業しました。大型船舶の帆をイメージした美しいデザインはイギリスの建築家テリー・ファレルによる設計です。2005年から2011年まで国際空港評議会主幹の空港サービス評価で「世界最高空港賞」を7年連続で受賞するなど、世界的にも注目度の高い空港です。韓国を訪れる多くの観光客が仁川空港を玄関口として利用しています。また、近年では仁川空港が日本のハブ空港として機能していると話題になるほどで、日本からの乗り継ぎ客も多いようです。
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仁川空港は成田、羽田、関空、中部の国際空港と日本の地方空港からの定期便を含めると計29の空港からの便が就航しています(2012年9月現在、茨城空港、福島空港は運休中)。金浦空港に比べると市内までのアクセスに時間がかかりますが、空港鉄道を利用した場合、仁川空港からソウル駅までは最短43分(直通電車)。2010年末の鉄道開業により便利になりましたが、目的地がソウル市内中心部の場合、飛行機の到着後1時間半から2時間程度を見込んでおいたほうがよいでしょう。
.jpg) 3階出発ロビー | .jpg) 交通センター |
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仁川空港は施設も充実!
仁川空港は空港サービスで高い評価を受けていることもあり、空港内施設だけでも十分楽しめる環境です。観光を終えて空港に早く到着しても、仁川空港での乗り継ぎの際も時間をもてあますことなく過ごせます。空港のところどころにはインターネットサービス(有料)があり、ちょっとした調べ物も便利。レストランやカフェなど施設、4階には乗り継ぎ客専用のトランジットホテルがあります。地下1階から交通センターにかけては映画館や24時間営業のスパ、韓流ショップもあるという充実ぶり。入国審査を終えた免税エリアには化粧品、酒類、ブランド品など買い物環境も整っています。
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韓国の玄関口、仁川空港に到着!
入国審査を終えると預かり荷物の受け取りです。そして税関を通過すると1階到着ロビーへ。いよいよ韓国旅行のスタートです。ツアーの場合はゲートで添乗員の方が待っています。
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 国民銀行
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 韓国外換銀行
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1階 到着ロビー
・両替
空港での両替は、市内で両替するよりも一般的にレート面で若干劣るといわれていますが、交通費など最低限の費用を両替しておくと安心です。国際クレジットカードに対応しているATMもあります。
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 コンビニ GS25
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 携帯電話レンタル窓口
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・コンビニ
買い忘れたものなどはここで揃えていきましょう。コンビニに行けば韓国のだいたいの物価を知ることもできます。
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・携帯電話レンタル
パスポートとクレジットカードを提示し、レンタルします。
(LG基準/レンタル料1日3,000ウォン、通話1秒11ウォン)
(スマートフォン:1日1,500ウォン、データ利用量1日6,500ウォン)
・観光案内所
ソウルや地方のパンフレットや地図をもらうことができます。
・その他
レストランやカフェ、ファーストフードなど飲食店も充実しています。気軽に調べ物ができるインターネットサービス(500ウォン/10分)もあります。

<観光案内所 > | 
<ホテル案内所 > | 
<インターネットサービス > | 
<公衆電話 > |
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<韓国粥専門店 > | 
<コスメショップ > | 
<フルーツジュースバー > | 
<ファーストフード店 > |
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喫煙所
1階到着ロビー外に喫煙場所が設けられています。
3階出発ロビーの外にもあります。
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.jpg) インターナショナルタクシー窓口
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.jpg) リムジンバスチケットボックス
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仁川空港から市内へのアクセスは、主に空港鉄道、リムジンバス、タクシーを利用します。空港鉄道は案内表示にしたがって地下1階へ。リムジンバス乗車の場合は1階到着ロビーのチケットボックスで乗車券を購入します。タクシー乗り場はロビーを出て、横断歩道を渡ったところにあります。
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 一般列車(ソウル駅53分/4,300W)
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 直通列車(ソウル駅43分/8,000W)
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空港鉄道A'REX
2008年に開業した空港鉄道は当初、仁川空港と金浦空港間を結んでいましたが、2010年12月には全線開通。ソウル駅まで直通列車で43分(8,000ウォン)、一般列車で53分(4,300ウォン※下車時返却の保証金500ウォン込み)でアクセスできます。
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 連絡通路
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 交通センタ-
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・空港鉄道の乗り方
到着ロビーから地下1階に降り、案内表示にしたがって連絡通路を進んでください。旅客ターミナルから交通センターという建物に移ります。一般列車と直通列車は改札口が異なるので注意。
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・乗車方法
券売機できっぷを購入します。一般列車と直通列車の券売機と改札口は異なる場所にあるので注意しましょう。一般列車がブルー、直通列車がオレンジです。日本語表示ボタンを押し、案内にしたがって乗車券を購入します。それぞれ改札口にカードをタッチしてホームに入場します。
・空港鉄道
渋滞に左右されないのがメリットですが、ソウル駅の到着が地下で、地下鉄の駅とは離れているので乗り換えには時間がかかり、重い荷物を持っている場合は不便です。リムジンバスなど他の交通機関に比べて安くソウル市内に移動できます。
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 乗車券販売所(1階ロビー内)
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 バスチケットボックス(1階ロビー外)
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リムジンバス
リムジンバスは方面別に路線が分かれておりソウル市内の主要ホテルまでは約70分から90分程度です。チケットは1階到着ロビー内とゲートの外で購入できます。
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 一般リムジンバス
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 高級リムジンバス
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・一般リムジンバス
一般リムジンバスは4列シートで、料金は10,000ウォン程度です。
・高級リムジンバス
高級リムジンバスは3列シートで日本語の案内放送があります。料金は15,000ウォン程度です。
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・バスの乗り方
バス乗り場は1階到着ロビーからゲートを出た外にあります。チケットボックスで乗車券を購入し、指定された番号の停留所でバスを待ちます。ソウルへは3B~6B、10A~13Aです。
・リムジンバスのメリット
主要ホテル近くにバスが停車するため、重い荷物を持っていても便利です。下車時にアナウンスを聞きとれるか心配な方は日本語案内がある高級リムジンバスをおすすめします。一般リムジンバスはほとんどが韓国語と英語のアナウンスのみです。
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.jpg) タクシー乗り場(TaxiStand)
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タクシー
タクシーは仁川空港1階の到着ロビーを出て、道路を渡ったところに乗り場があります。一般タクシー、模範タクシー、大型タクシー、インターナショナルタクシーがあります。ソウル中心部までは約70分所要で一般タクシーの場合、高速道路利用料金を含めると約50,000ウォン。目的地までピンポイントでアクセス可能なので便利です。言葉に不安を感じる方は日本語が可能なインターナショナルタクシーを利用しましょう。客引きのタクシーはぼったくりの危険があることも。安易に飛び乗らないようにしましょう。
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<一般タクシー > | .jpg)
<模範タクシー > | .jpg)
<大型タクシー > | .jpg)
<インターナショナルタクシー > |
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・インターナショナルタクシー
外国語による会話が可能でソウル市から選ばれ、教育を受けたドライバーたちが乗車しています。写真のように側面にはインターナショナルタクシーを示す帯が付いており、車体の上部にも表記されています。
仁川空港からはソウル市内まで区間料金制が適用され明洞、東大門エリアまでは中型で65,000ウォン、模範・大型タクシーで95,000ウォンです。定額のため安心して利用できます。
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空港内の施設も充実!
仁川空港は空港内の施設が充実。仁川空港での乗り継ぎで、飛行機の出発までに余裕がある方など、空港内の施設でいろいろと楽しむことができます。
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地下1階
地下1階にはフードコートやカフェ、時間に余裕があるときに休めるサウナ、医療センター、遺失物保管所や銀行などがあります。空港鉄道A'REXの改札口がある交通センターとつながっています。
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交通センター(地下1階)
開放感あふれるデザインが広々と感じさせる交通センター。ここには空港鉄道A'REXの改札口がありますが、2011年に新たにショッピング施設ができました。映画館やスケートリンク、韓流ショップ、飲食店、カフェなど、とても充実しており空港内で時間をつぶすのに最適。観光を終えて空港まで早く戻ってきてしまった方や、仁川空港での乗り継ぎに時間のある方などはこの場所でショッピングや娯楽を楽しむのもよいでしょう。
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ソウル方面から仁川空港まで空港鉄道を利用した方のなかで、高齢者や荷物の多い方を対象に電動カートで荷物を運んでもらえるサービスがあります。空港鉄道の改札口の前で待機しており、7時~19時まで利用できます。
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.jpg) ラウンジ
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.jpg) 2階から見る1階ゲート前
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2階
2階にはインターネットラウンジや郵便局などがあります。交通センターへの連絡通路もあり、ショッピング施設や空港鉄道A'REXへの乗り場ともつながっています。郵便局ではおみやげや荷物を発送するのに便利。韓国から送ってしまえば重い荷物を持たずに楽々帰国できます。手荷物を梱包してもらうこともできます。
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3階‐出発ロビー
3階は出発ロビー。掲示板でチェックインカウンターの場所を確認し、荷物を預けてから搭乗・出国手続きに入ります。化粧品類など機内に持ち込めない液体物等はスーツケースのなかに入れ、航空会社に預けます。レンタルした携帯電話の返却は忘れずに返却しましょう。出国手続きを終えたあとは免税店で買い物ができます。
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・搭乗手続きの前に
機内に持ち込めないものの購入はチェックインの前に済ませ、スーツケースに入れておくようにしましょう。
・チェックイン
チェックインカウンターにパスポートを持参し、荷物を預けます。
セルフチェックインを利用すると列に並ぶことなく手続きが可能です。
・搭乗・出国手続き
ゲートに入ると戻れないので注意しましょう。
 チェックインカウンターの位置を確認 |  チェックインカウンター |  搭乗・出国手続きへ |
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 セルフチェックイン機械
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 セルフチェックインで手続きをする人
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・便利なセルフチェックイン
セルフチェックインでの手続きは、列に並ばす済ませられるため大変便利です。
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 伝統工芸品・おみやげ店 |  海苔など定番のおみやげもここで |  食料品・おみやげ店 |
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金浦国際空港
金浦(キンポ)国際空港(以下、金浦空港)はソウル市内からのアクセスがとてもよく、ソウル市内の中心部までは約30分ほどで行ける距離に位置しています。そのため限られた時間での旅行者にとっては便利な空港。羽田、関空、中部、対馬や中国・北京などへの便が発着しています。国内線も発着しており、地方の空港へのアクセスにも利用できます。さらに国際線ターミナル内にはアウトレットモール、周辺には大型スーパーマーケットの「E-MART空港店」、そして2011年12月、国際ターミナル前に開業したロッテモールなどおみやげを買うのにも非常に便利です。
 金浦空港国際線ターミナル |  2011年12月に開業したロッテモール |
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 入国ゲート
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 新韓銀行
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国際線1階到着ロビー
入国手続きを終え到着ロビーへ。
・両替
金浦空港1階の到着ロビーには新韓銀行があります。交通費などはここで両替しておきましょう。
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.jpg) SKテレコム携帯電話レンタル窓口
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 インフォメーション
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・携帯電話レンタル
レンタルにはパスポートとクレジットカードが必要です。SK,LG,KTの3社があり、日本語が話せるスタッフもいます。(KT基準/レンタル料1日3000ウォン、通話1秒11ウォン)
・インフォメーション
空港での不明点などはロビー中央のインフォメーションで。
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 到着時刻案内 |  飛行機の到着を待つ人たち |  ダンキンドーナツ |
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.jpg) 1階到着ロビーのゲート
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 喫煙所はゲートを出た外
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金浦空港から市内へのアクセスは、空港鉄道、地下鉄、リムジンバス、市内バスタクシーを利用します。空港鉄道はエスカレーターを下り、地下へ。バスやタクシーは1階のゲートを出ます。
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.jpg) 空港鉄道の車内
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 空港鉄道A’REXのロゴ
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空港鉄道A'REX
仁川、金浦の両空港とソウル駅を結ぶ空港鉄道。金浦空港からは弘大入口駅などを経由し、約20分ほどでソウル駅に到着します。1時間に5本程度発着。料金はソウル駅までの場合1850ウォン(保証金500ウォン込・下車時返金)、交通カード利用時1250ウォンです。
空港鉄道は金浦空港駅と直結しています。スロープやエスカレーターを利用して地下のホームまで行けるため、キャスター付きのスーツケースであれば楽々乗車可能。リムジンバスよりも運賃が安く、渋滞に左右されないのがメリット。停車駅が少ないため地下鉄よりも早く移動できます。ただ、ソウル駅の到着が地下7階でその後地下鉄に乗り換える際に歩かなければならず不便です。
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 動く歩道で、重い荷物も楽々 |  空港鉄道の改札 |  このマークにそって進みましょう |
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 改札内にエレベーターがあります |  エスカレーターで地下へ |  空港鉄道ホーム |
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地下鉄
金浦空港は地下鉄5号線と9号線が接続しており、永登浦(ヨンドゥンポ)方面へは5号線で約20分、汝矣島(ヨイド)までは約25分でアクセスできます。料金は10キロまでの基本運賃が保証金500ウォン(下車時返金)込みで1,650ウォン、交通カード利用時1050ウォンです。
地下鉄は空港鉄道と同じく金浦空港駅と直結しています。運賃が安く渋滞に左右されないというメリットはありますが、停車駅が多くソウル中心部までの移動には時間がかかります。また階段が多いため、重い荷物を持っている場合はおすすめできません。宿泊場所や目的地が5号線、9号線の沿線の場合などを除いて他の交通手段を使うことをおすすめします。
 5号線改札前のインフォメーション |  9号線は空港鉄道改札の隣 |
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リムジンバス
リムジンバスは国際線の到着ロビーの建物を出てすぐの6番乗り場から発着しています。国際線にはバスのチケットを購入する券売所がないため、乗り場にいる係員から直接チケットを購入します。明洞方面へは黄色のジャンパーを着ている係員、江南方面へは緑色のジャンパーを来た係員にお金を支払い、チケットを受け取ります。大きな荷物はバスの下のトランクに入れましょう。料金は高級リムジンが7,000ウォン程度、一般リムジンで4,000ウォン~5,000ウォン程度です。
リムジンバスは国際線ターミナル到着後、乗り場が目の前にあるためバスにすぐに乗車できます。地下鉄のように荷物を持って階段を登ることがないため、労力をかけず移動できます。金浦空港では仁川空港よりも路線の数が少ないため、下車したバス停から目的地までタクシーなどに乗り換える必要が出てくる場合があります。 リムジンバス乗り場:ソウル市内方面へは6番、仁川空港方面へは7番です。
 黄色のベストの職員(明洞方面) |  緑色のベストの職員(江南方面) |  リムジンバス乗り場 |
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 タクシー乗り場
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タクシー
タクシーは金浦空港国際線の到着ロビーを出て、横断歩道を渡るとタクシー乗り場があります。一般タクシー、模範タクシー、大型タクシー、インターナショナルタクシーの4種類。明洞、江南などの主要エリアへは約40分、一般タクシーでは20,000ウォン程度で行くことができます。なお大型タクシーは8人までの乗車が可能です。
タクシーは宿泊施設や目的地まで直行できる点が一番のメリットです。まとまった人数の移動はリムジンバスよりも安くなることがあり、その点ではおすすめです。交通状態により値段や時間が左右するのは弱点です。
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.jpg) 一般タクシー | .jpg) インターナショナルタクシー | .jpg) 高級タクシー |
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 インターナショナルタクシー窓口
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インターナショナルタクシー
インターナショナルタクシーの窓口は国際線到着ロビー1階にあります。インターナショナルタクシーの運転手は外国語を話すことができ、ソウル市から選ばれて教育を受けた乗務員です。運賃は中型車が初乗り2キロ2880ウォンからで、その他模範タクシーと大型タクシーがあります。中型3時間50,000ウォンからの貸切料金制もあります。
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国際線2階
金浦空港2階にはチェックインカウンターがあります。余った紙幣は銀行で日本円に両替しましょう。出発前にはレンタルした携帯電話の返却も忘れずに!
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国際線3階‐出発ロビー
3階にはフードコートやレストラン、土産店が並んでおり映画館もあります。買い忘れたおみやげ等はここで手に入れましょう。出発ゲートからは手荷物の検査や出国手続きに入ります。
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<映画館はこの奥に > | 
<フードコート > | 
<アウトレット入口 > | 
<土産店 > |
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時間に余裕があればショッピングも
金浦空港はショッピング環境も充実。空港で時間に余裕のある方は、国際線ターミナルのアウトレットモールや、国際線のすぐ前にあるロッテモール、また無料の空港循環バスを利用して、大型スーパーマーケットの「E‐Mart空港店」でおみやげを購入するとよいでしょう。※循環バスは2種類ありますが、E‐Mart空港店から国際線ターミナルまでの乗車の際は"Passenger terminals only"と書かれたバスに乗るようにしましょう。

ロッテモール入口 | 
ロッテモール店内 | 
ロッテマート(ロッテモール内) |
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空港鉄道A'REX
仁川国際空港(以下、仁川空港)と金浦国際空港(以下、金浦空港)の2つの空港と、ソウル駅の間を結ぶ列車として2011年12月29日に全線開業した空港鉄道A'REX(エーレックス)。仁川空港からソウル駅までは直通列車で43分。従来、リムジンバスで70分から90分要した市内へのアクセスが空港鉄道の開業によって大幅に改善されました。渋滞に巻き込まれることなく、スムーズにソウル市内まで行くことができます。きっぷの購入の自動券売機や車内アナウンスは日本語にも対応しており、初めての韓国旅行でも安心して利用できます。
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弘大入口駅、ソウル駅まで楽々アクセス
空港鉄道A'REXは、2007 年3月27日に仁川空港から金浦空港までの37.6kmの区間が先に開業。当初は仁川国際空港鉄道株式会社が運行する私鉄でしたが、現在は韓国鉄道公社(KORAIL)の傘下でコレイル空港鉄道株式会社が運営しています。金浦空港からソウル駅までの区間が開業するまでは、仁川空港からソウル市内へ行く際に金浦空港駅で地下鉄5号線、9号線に乗り換える必要がありましたが現在はその必要はなく、一度乗ってしまえば弘大入口駅、ソウル駅などソウル市内の駅へアクセスが可能です。
 空港鉄道A'REX路線図
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空港鉄道A'REXは直通列車と一般列車の2種類
空港鉄道A'REXは直通列車と一般列車の2種類があり、どちらも最高速度時速110キロで空港とソウル市内を結びます。直通列車は仁川空港-ソウル駅間を直行で走行するため、金浦空港からは乗車できません。
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.jpg) 直通列車
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直通列車(仁川空港-ソウル駅43分)
直通列車は仁川空港からソウル駅までをノンストップで結びます。特急列車のように左右4列シートで、自由席を除き全席指定です。5時30分~21時台までの毎時00分と30分に発車します。料金は13,800ウォンですが、2012年末までは割引料金が適用され、大人8,000ウォン、小人6,900ウォンです。<2013年も継続して割引が適用されています。>
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・車内設備が充実
直通列車の座席にはフットレストが設置されており、ボックスシートの座席はリクライニングも可能です。車内には手荷物棚が設置されています。 ・5号車は自由席 5号車の自由席は、T-moneyカードでの乗車に限り5%割引で乗車できます。ただし、事前登録が必要です。登録は仁川空港直通列車の改札口にある「顧客案内センター」もしくは空港鉄道ソウル駅2階の「顧客案内センター」で行います。
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 一般列車車内
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一般列車
一般列車は仁川空港から金浦空港を経由し、ソウル駅までの全10駅を約53分で結ぶ列車です。日中は1時間に5本運行されます。 仁川空港→ソウル駅:4,450ウォン/53分所要 金浦空港→ソウル駅:1,850ウォン/33分所要
(料金は1回用交通カード保証金500ウォン含む) 5時20分~23時45分まで、1時間に5本程度運行。
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[停車駅]仁川国際空港‐空港貨物庁舎‐雲西‐ 黔岩‐桂陽‐金浦国際空港‐デジタルメディアシティ‐弘大入口‐孔徳‐ソウル駅
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金浦国際空港駅
金浦空港の1階到着ロビーから地下に降り、空港鉄道の案内表示に従って進んでいきます。一部、動く歩道があるので重い荷物を持っていても便利に移動できます。
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仁川国際空港駅
仁川空港は空港内の表示にしたがって、1階ロビーから地下へ降ります。動く歩道などを利用し、「交通センター」という建物まで移動します。直通列車と一般列車は改札口が異なるので注意してください。
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 保証金換金機
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乗車券購入
券売機にて乗車券を購入します。「日本語」を選択し、画面の指示に従います。列車種別と枚数を選択し、表示された金額を投入します。乗車券はICカードです。改札口で端末にタッチすると、自動改札の扉が開き入場できます。一般列車の乗車券は1回用交通カードです。下車時に右の写真のような、換金機にカードを投入すると、500ウォンが返金されます。
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 券売機 | .jpg) 「日本語」を押して操作します。 |  直通列車の乗車券 |
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ソウル駅
ソウル駅到着は地下7階。地下鉄への乗り換えはエスカレーターで地上にあがります。KTXなどの特急列車が発車するKORAIL(コレイル) ソウル駅構内を通るため、乗換に時間がかかります。1号線、4号線の乗り換えが可能ですが、重い荷物を持っている場合は市内の宿泊施設へのアクセスにはソウル駅からタクシーでの移動が便利です。※ソウル駅では1回用交通カードでの乗換割引が適用されません。→ ソウル駅乗り換え方法の詳細へ
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空港リムジンバス
空港からソウル市内までの移動手段のひとつがリムジンバス。明洞、江南などをはじめとする観光エリアや、主要ホテルへのアクセスであれば乗り換えが不要で便利です。渋滞に巻き込まれる可能性がある点はデメリットですが、仁川国際空港(以下、仁川空港)からソウル市内の主要ホテルまでは約70~90分。金浦国際空港(以下、金浦空港)からは約30分~60分ほどで市内にアクセスできます。 リムジンバスには高級リムジンバスと2種類があります。
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高級リムジンバス
高級リムジンバス(KALリムジンバス含む) は席が3列シートで、日本語の案内放送があります。停留所も少なめです。 仁川空港→ソウル市内 料金:約15,000ウォン 金浦空港→ソウル市内 料金:約7,000ウォン
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一般リムジンバス
一般リムジンバスは4列シートのバスで、基本的に韓国語と英語のアナウンスのみです。 仁川空港→ソウル市内 料金約10,000ウォン
金浦空港→ソウル市内 料金約4,000ウォン~5,000ウォン
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仁川空港
仁川空港からソウル市内の主要ホテルまでは高級リムジンバスの場合、約70~90分ほどです。一般リムジンバスは停留所が多いため、約90分所要です。
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チケットを購入
仁川空港でのチケットは1階ロビーもしくは、ロビー外のチケットボックスにて購入します。窓口で目的地を伝えなければなりませんが、事前に目的地のハングル表記を控えておくとスムーズに進みます。行き先が有名な地域の場合などは、一般リムジンバスと高級リムジンバスの2つの路線があるケースも。その場合はバスの番号も控えておくとよいでしょう。
 1階到着ロビーチケットボックス |  到着ロビー外のチケットボックス |
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乗車方法
チケットを購入したら1階ロビー外の乗り場から乗車します。チケットには乗車場所が印刷されています(例4B,11A)。空港が広いため、乗り場が2か所が記入されていますがどちらから乗車しても構いません。ソウル市内へは3B~6B、もしくは10A~13Aで、若い番号から先に停車します。
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金浦空港
金浦空港からソウル市内の停留所までは30分~60分程度です。
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 黄色のベストの職員
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 リムジンバス乗り場
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チケット購入と乗車方法
金浦空港でのチケットの購入は1階到着ロビーを出て、チケットを購入します。明洞方面は黄色、江南方面は緑色のベストを着た職員に行き先を伝え、購入してください。到着ロビーを出るとすぐにバス乗り場があるので、重い荷物を持っていてもあまり負担がかかりません。仁川空港よりもバスの本数が少ないため、地下鉄や空港鉄道を利用する方が便利な場合もあります。 バス乗り場:ソウル市内方面のバス乗り場は6番、仁川空港方面は7番です。
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