韓国・ソウルのコラムならワウソウルへ

韓国で大人気のヤンニョムチキンについて知ろう！

　ヤンニョムチキンというのは韓国料理の一種です。
本場韓国では骨のついた鶏のモモ肉を揚げて、そこにヤンニョムソースを絡めた料理です。
ヤンニョムソースは唐辛子などからなっているので非常に辛い味付けですが、家庭で作るときには調味料の量を調整することで辛味をマイルドに抑えることが出来ます。





もともと20年ほど前から韓国ではこのヤンニョムチキンをメインに提供する店が次々と各地に出店し、国民的ブームともなったのです。
現在では屋台だけでなくデリバリーシステムも同時に行っていることが多く、韓国人の間では非常にポピュラーな食事と言えます。
ソウルフードでもあり、手軽に食べられる点から老若男女、幅広い層に人気があります。

家庭でこのヤンニョムチキンを作る時のレシピは本場韓国のものに比べると手順が少なく、簡単に作れるようになっています。

まず最初に【鶏肉を揚げる】ことから始めます。
本場通りの味を目指すなら骨付き鶏モモ肉、簡単手軽に作りたいなら鶏モモ肉が適しています。
鶏胸肉で作るとコストも抑えられるほか、さっぱりとした味わいになります。
肉には片栗粉をまぶし、高温の油でカリッとなるまでしっかりとあげます。

次に【ソース作り】にうつります。
鶏肉100gに対して、コチュジャン大さじ2、酒・みりん・醤油小さじ2、スイートチリソース大さじ1、白すりごま大さじ2～3、ケチャップ小さじ1をよく混ぜあわせます。
粘度の調整は水で行います。
また、辛さの調整をする場合には粉唐辛子を入れる量を調整します。
小さな子供がいる家庭では、粉唐辛子の入っているヤンニョムソースと、粉唐辛子の入っていないヤンニョムソースを入れておくと辛味を調整しながら食べることが出来て便利だと言えます。
これらの材料は一旦鍋に入れ、とろりとするまで煮詰めたら火からおろして熱をとっておきます。

それから揚げたチキンをソースに絡めて完成です。
もっとこってりとした味付けが良い場合には、チキンを揚げる前に、ヤンニョムソースにつけて味を染み込ませてから揚げると、しっかり味が染み込みます。
また、材料を揃えるのが難しい時には、キムチの素などを加えると、辛味も味付けもバランスよく行うことが出来ます。

韓国料理には唐辛子を用いているものも多く、ヤンニョムチキンのように簡単なレシピのものも数多くあります。
唐辛子には血流を良くする効果があるだけでなく、発汗作用もあるため健康増進にも最適な食材です。
にんにくを使っていないのでお弁当などにも最適です。

ヤンニョムチキンの作り方を覚えておくと、色々な場面で活用することが出来、大変フレキシブルなレシピであると言えます。