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ソウル中心地の人気スポット　鍾路（チョンノ）の魅力に迫る

鍾路（チョンノ）は、李氏朝鮮が漢陽を首都としてから現在までの約400年、変わることのないソウルの中心地です。
同じ繁華街である明洞は観光客向けなのに対し、鍾路は地元民のためのソウルで一番の歴史ある繁華街です。光化門広場の前から東大門あたりまでを指し、当時はユギジョンと呼ばれる特権商人たちが集まる場所でした。鍾路の名の由来は鐘があったことにあり、当時鳴らされていた鐘は現在国立中央博物館に置かれています。

最近ではビルの開発も進んでおり、新しく生まれた商店街などもあります。その一方で昔ながらの路地も残されており、韓国の文化が感じられる面白いスポットとなっています。
そんな鍾路の繁華街には日本料理のお店も多く、居酒屋や有名チェーンのカレー店、寿司、しゃぶしゃぶなど様々な店舗が軒を連ねます。また、ビジネス街も近くにあるため、ランチメニューが豊富でどの店ものぼりを出してメニューをアピールしています。
韓国料理のお店も多くあり、ソウルプルコギやサムギョプサルのお店などがあります。これらは主に鍾路の中でも貫鉄洞（クァンチョルドン）に多くあり特に栄えたエリアとなっています。

鍾路には、伝統的な韓国餅のお店もあります。創業1965年の「鍾路福トッパン本店」では、韓国でお祝いごとの際によく食べられるお餅を手ごろな価格で購入できるだけでなく、イートインスペースでその場で食べることができます。お餅だけでなく韓国の伝統菓子や伝統のお茶など、品揃えも豊富です。有名な観光スポットの仁寺洞からも近く、仁寺洞に行った後、鍾路にお土産を買いに立ち寄る人が多いのだそうです。
お餅を作る工場はソウル市内にあり、いつ行っても新鮮なつくりたてのお餅を購入することが可能です。お餅の種類も様々用意されており、オーソドックスな日本の大福餅のようなあんこの入ったものや、それをピンク色やよもぎでカラフルに色づけしたもの、ゴマをまぶしたもの、シナモンがふりかけられたものなどがあります。
またココアの生地に栗のあんが入ったちょっと珍しいものや、かぼちゃあんのお餅、きなこ餅、季節限定のものなど様々です。お土産用には、6個から箱詰めが可能で、自分で好きなものを選んで詰めてもらうことが出来ます。
伝統茶はゆず茶、梅茶、生姜茶などがあり、お餅と一緒にお土産にしても喜ばれます。


他にも、路地裏にはクルポッサムと呼ばれる、新鮮な生牡蠣とゆでた豚肉をキムチなどに包んで食べる専門店が多くあり、手ごろな価格でボリュームのある料理をお腹いっぱい食べることが出来ます。クルとは牡蠣のことで、ポッサムとは茹でた豚肉を野菜に包んで食べる料理のことを指します。
タットリタンと呼ばれる鶏肉をにんにくやねぎと一緒に辛く煮込んだ料理のお店もあります。
繁華街ならではの賑わいをみせる鍾路で韓国の地元の人々の食文化を知り、お得に味わえる路地裏グルメを堪能しに訪れてみては。