韓国ソウルのちょっとしたリゾート地、汝矣島(ヨイド)の歩き方
汝矣島(ヨイド)は、ソウルの政治・経済の中心地です。
ソウル最大の川である漢江(ハンガン)に浮かぶ人工島で、国会議事堂や金融系・証券会社、放送局が立ち並ぶオフィス街と、漢江や市民公園がある憩いの空間が同居するエリアです。
63ビルディングには、展望台、水族館があり、2012年に開業した「IFCモール(ソウル国際金融センター)」は、映画館やショッピングの複合施設として、新たなスポットになっています。
漢江公園ではサイクリングやテントを張ってアウトドアを楽しむ人たちで賑わい、市民の憩いの場としても知られています。
漢江からは遊覧船も発着し、日本でいうならお台場のような所です。
1975年に国会議事堂、1979年に韓国証券取引所がこの地に移転したことで、政治・経済の中心地となりました。日本統治時代には飛行場が建設され、1970年代まで利用されていました。その跡地が現在の汝矣島公園になっています。放送局、証券会社などのオフィス街と、漢江を見渡すことができる市民の憩いの場としての公園が共存しています。
4月になると、漢江沿いの輪中路(ユンジョンノ)には桜が咲き、華麗なピンクの花が汝矣島を彩り、「漢江汝矣島春の花祭り」が開催されるなど、桜の名所としても知られています。
最大のランドマークは、地上60階、地下3階からなる「63ビルディング」です。最上階に位置する展望台からはソウル市内が一望できます。汝矣島では漢江の方向を目印にして、63ビルディング、IFCモール(ソウル国際金融センター)の2大スポットが見どころです。
漢江市民公園は遊覧船にも乗ることができます。KBSホールも見ておきましょう。
汝矣島駅から2駅の距離に位置する鷲梁津(ノリャンジン)には、韓国初の水産市場があり、全国の漁場から集められた水産物がここで取引され、ソウルで消費される水産物の60%を占めています。
市場で購入した魚を、市場内の食堂で調理してもらえ、新鮮な魚をその場で堪能することができます。生きている魚をそのまま、まるごと豪快に食べるのが韓国式です。
またこの市場の近くには、鷲梁津コッパプ(カップごはん)横町があり、多くの露店が並んでいます。名前のとおり、ここで売られているのは、プラスティックの容器にごはんを入れ、その上におかずを乗せどんぶりのように販売するカップごはんです。食事を安く済ませることができるので、学生に人気があります。
また、漢江沿いをゆっくりと散歩してみることもおすすめします。桜の季節以外でも、ソウルの大動脈ともいえる漢江の壮大さには、吸いこまれてしまう程のパワーを感じることができます。船着き場から、遊覧船に乗ってナイトクルーズを楽しむこともおすすめします。
2014/06/30 12:01:56 入力
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