~スタッフコラムNo.14~「韓国人は時間にルーズ!?の真相」
週が明けた月曜日。1月も残すところあと1週間となりましたね。ソウルはこの週末に雨が降り、気温が下がるのかなぁ?と思いきや、まだ少し過ごしやすい気温「5℃」を記録しています。
さて、ワウソウルスタッフコラム第14回目の本日もまた「韓国あるある」の中から“時間”にまつわるお話をお伝えしようと思います。
今のような寒い季節、また、カンカン照りが厳しい夏にも大切にしたいのは「待ち合わせ時間」です。私が韓国に来て、もっとも衝撃的だったのは韓国の人々の、時間にルーズな面でした。もちろん、人によって違いはあるのでしょうが、総じて言えるのは、韓国の人々は日本の人々に比べて「正確な時間を言わない」ということに共通していると思います。
“大体何時ぐらいに会おう”というのはとりえあず決めておいて、“クンナミョン チョナハルケ!(終わったら電話するね!”や、“カミョンソ チョナハルケ!(行きながら電話するね)”をよく言います。いちばん多いのは、“イッタガ チョナハルケ!(あとで電話するね)”です。
できれば何時何分まで決めて行動したいのですが・・・というのは私の気持ちであって、その時々に応じて電話をすればスムーズにいくというのが多くの韓国人の考えのようです。これらを「コリアンタイマー」と一部では言われています。
では、なぜこういうことが起きるのでしょうか。
まず一つ目に、韓国では携帯電話の通話料金がとても安いことがあげられます。メールを打っている暇があれば電話をかけてしまったほうが速いというのも一理ありますね。詳しい待ち合わせ場所を決めていなくても、通話をしながら“どこどこまで来たよー、そこから何が見えるー?”などと、リアルタイムで伝えることができるのです。
次に、地下鉄やバスが次から次へとやってくる点。待ち合わせ時間に着くためには、この電車に乗って、乗り換えて・・・と事前に決めておかなくても、逃したら次のに乗ればいいと、すぐに切り替えができるのです。そのため5分、10分の遅刻は、お互い様と思えるようです。
また、待つ側の立場としても、人々が大らかであると考えられます。ご存知のように韓国はカフェ大国です。ほとんどのカフェではWi-Fi(無線インターネット)が飛んでいる上に、携帯電話の充電もできるので、いくらでも時間を潰すことができます。待ちながらも思い思いの時間を過ごせるので、そんなに苦でないといった印象を受けます。
もちろん韓国人のなかでも「コリアンタイマーは嫌いだ!」という人もいますし、会社や学校、重要な場面でこれらは通用しません。ただ、日本よりすこーし、時間に余裕を持ち、ちょっとぐらい遅れても怒らない心の広さと申しましょうか、時にルーズなぐらいが心地よいと感じられる韓国ライフです。滞在暦5年目を迎える私もだんだん、コリアンカラーに染まりつつあると日々実感しています。
韓国旅行にいらっしゃるみなさま。もしも予約の時間などに遅れてしまいそうな場合は電話一本、「チョクム ヌジュルコガッタヨ(少し遅れそうです)」と伝えてみてください。韓国の人々は、笑顔でお出迎えしてくれることでしょう!
それでは今日もいちにち、楽しい旅をお過ごしください!
2015/01/26 19:40:08 入力
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