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~スタッフコラムNO.2~「自分のルーツを知る旅」

ワウソウルスタッフコラム、第2回目の本日は、私が二度目に韓国を訪れた時のお話。

私は、在日韓国人4世として大阪に生を受けました。そのため、日本で暮らしていた時から、私と同じく同胞の友人も周囲にたくさんいました。
まさに、今後の私の人生において大きな転機になったであろう時期も、まさしく、高校2年生のこの頃でした。




「民団(在日本大韓民国民団)」という団体の行事のなかで「母国訪問研修プロジェクト」に参加したことがきっかけで、より深い、自身のルーツに向き合うことになったのですが、“参加費無料”の文句に気分は舞い上がる一方。日本各地から選抜された学生たちに混じりながら、誰も知り合いのいない一週間の旅にでることになりました。

とはいえ、年齢も近い私たちですから、すぐに打ち解けることができ、もとから友人であったかのような和気あいあいとした旅にはなりましたが、スケジュールがとてもハードで、毎日夜中の1時、2時頃に解散だったことがなによりも辛かったです。
その理由は、この旅は、ただ旅行をするためのものではなく“勉強”がメインだったためです。勉強をクリアした後に、現地の学生たちとの交流会、観光、自由時間という配分でした。
私と数名の学生は、意思疎通程度の韓国語が可能でしたので、引率の方々のお手伝いに回ることも多く、この時にそんなに自信のなかった韓国語が“結構使えるもの”に変化しました。

旅が終盤に差し掛かると、これまで学んだことを生かして“発表”の時間が設けられるようになりました。うっすら記憶するかぎり、私が発表した内容は「韓国国籍を持ちながら日本で暮らす生きにくさ、帰化について」などでした。
なかでも、今でも強烈なインパクトで覚えているのが、ある男子学生の発表でした。
「自身は日本で生まれ育ったが、祖父母は韓国で暮らしている。年に数回は韓国の祖父母を訪ねるが、自身は韓国語ができず、また祖父母は日本語ができないため、こんなに血のつながりは近いのに“話ができない”というのはとても辛いことだ。ただ、両親が、日本でも韓国でも通用する名前をつけてくれたので、唯一、祖父母が名前を呼んでくれることがなによりも幸せだ。」という内容でした。

私は、自分の親族全員が言葉が通じてよかったと感じたのと同時に(私の親族では誰も韓国語を話せる人はいません)、おじいさん、おばあさんのために、これから韓国語をしっかり学びたいという彼の思いに感動し、幼い頃から韓国語教育を受けさせてくれた両親へ深く感謝したのを覚えています。

このことがきっかけで、韓国語が学べる大学への進学を真剣に考えるようになり、現在の私が形成されていったといっても過言ではありません。
その後、無事に(?)大学へ進学し、また一からハングルを学びなおし、有意義な大学生活を送ることになります。在学中には、友人と格安パックで韓国旅行を経験し、夏の韓国、冬の韓国を体感してから、韓国留学を考えるようになります。また、次回、お話しましょう!


それでは、今日もいちにち、楽しい旅をお過ごしください!



2015/01/08 10:01:36 入力



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