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韓国料理なのに辛くない鍋料理のおすすめBEST3！

　普通、韓国の鍋料理というと、我々日本人にとってはキムチ鍋やチゲ鍋に代表されるように物凄く辛い料理が多いような印象があります。
しかし、長い歴史によって培われてきた韓国料理には色々な物があり、中には辛くない鍋料理もあるのです。
そこで、韓国料理なのに辛くない鍋料理のおすすめBEST3をまとめてみました。

1つ目はタッカンマリです。
タッカンマリとは日本語に翻訳すると「鶏一羽」という意味で、鶏肉を1匹丸ごと使って煮込んだ鍋料理です。
煮込まれた鶏をはさみで適当な食べやすい大きさに切って食卓で取り分けて、それを醤油や酢などを付けて食べます。
スープには鶏ガラ出汁が使われます。
タッカンマリにはコラーゲン成分が多いため非常にヘルシーなため、女性にとっても人気がある一品です。
シメに残ったスープにカルグクス（韓国式うどん）を入れて食べたり、さらにその後のスープでポックンパッ（焼き飯）を作って食べる事もあるそうです。
ちなみに、東大門（トンデムン）にはタッカンマリの専門店が並んだ「タッカンマリ通り」があります。



2つ目がサムゲタンです。
サムゲタンとは鶏肉や朝鮮人参に加え、数種類のキノコやクルミ、松の実、ニンニク、もち米などを入れて煮込んだ鍋料理です。
韓国では夏ばての時の疲労回復に良いと言われており、補身（ボシン）料理として親しまれています。
サムゲタンは韓国では三伏の日（日本で言う土用の丑の日に当たる、スタミナの付く料理を食べると良いとされる日）に食べると良いと言われています。
夏の間だけ提供するお店もありますが、専門店では1年中食べる事ができ、日本国内でもサムゲタンを提供するお店が何軒かあります。
日本の某テレビアニメの1シーンにサムゲタンが登場し、インターネット上で話題になった事もありました。

3つ目がプルコギです。
プルコギは醤油ベースで甘口の下味を付けた薄切りの牛肉を野菜と春雨と共に煮る料理です。
プルコギは日本国内では「韓国風すき焼き」と呼ばれる場合があります。
漬けた肉は好みによってサンチュを巻いて食べることも。
日本食によく使われる醤油ベースのため、どちらかといえば日本人好みの韓国料理とも呼ばれ、辛くない韓国料理の代表格と言われています。
韓国のプルコギバーガーや日本のプルコギ丼・プルコギピザなどのように、派生して行った料理も多いです。

今回紹介した辛くない鍋に限らず、韓国料理の中には辛いのが一般的とされる料理にも辛さを抑えた料理も数多く存在します。
そちらの料理も是非味わってみてはいかがでしょうか。